ありゃま、牛が帰っちゃった。 2001年9月5日
昨日はディズニーシーのオープンで大騒ぎ、行ってみたいけど今年いっぱいは
超混雑で大変でしょう。こういうときに逆にユニバーサルスタジオが狙い目かも。
このさわぎで本当に日本は不景気なのか疑いたくなる。デザートは別腹という言葉のように
レジャーは別会計なのである。食事しても約1万円で1日楽しく過ごせればリーズナブル
である。この1万円のお金がきびしい人もいっぱいいるが、この程度の出費は
どうってことない人もさらにいっぱいいるのである。
そんな中、8/29にひっそりと牛がアメリカに帰っていった。
日本ゲートウエイは日本での商売をやめてしまった。米国以外の商売をすべて撤収し
米国だけで仕事するそうである。
さすがに米国の企業である、損害が広がらないうちにスパッと切った。この潔さは
サムライである。もし、日本の企業なら融資をどんどん入れて、延命をし、気が付いた
ときには莫大な債務超過で倒れていく。へたをすれば税金まで投入させられてしまう。
いまの日本にはサムライはいなくなったのだろうか。
新規参入する会社は必ず安売りから入ってくる。なんといっても強力な武器である。
平気な顔して定価販売から入ってきた業者は当時のセブンイレブンしか知らない。
いまだに、店内に「激安超特価」というビラがかかったことはない。さて安売りはその後
の展開が難しい。ゲートウエイの特長は性能に対して圧倒的に安かった。トップで走って
いるうちはいい。安いという特長は他社がそれより安いパソコンを提供し始めると簡単に
破たんをきたす。現在ゲートウエイと同等程度以上に安いのはデルとかソーテックそして
当社のパソコンのようなショップブランド、当社も自社パソコンやり始めてからはゲートウエイ
の価格は全然脅威ではなくなった。
安売りなら徹底的に日本一安くを持続しなければ
ならない。ゲートウエイカントリーのような余分なコストのかかるショップ展開は御法度の
はずである。もっとも法人系のシテスム販売に移行したかったのかもしれないが、それが
うまくはいかなかったのであろう。法人には法人向けの営業方法がある。
いますごく安くて人気なのはユニクロである。最初は本当に安かった。ところが、今では
同じくらいかそれ以上に安いのがイトーヨーカドーとかダイエーなどごろごろ出きている。
となると、当店は安いという武器は簡単にへし折られてしまう。ユニクロの今後の展開が
見物である。たぶん、猫社長の理論通りの展開となるはずである。
本当に愛される、長期存続できる会社とは何か?逆にいうと、あの会社やめちゃったら
すごい困る。なんとか存続できないものか、と思わせる会社になることである。
あなたは、例えば、ゲートウエイがやめて困っただろうか、もし近くのユニクロが閉店したら
涙を流すだろうか?