冬季オリンピック 日本ジャンプ陣の不振について  2002年2月14日

 色々な説があるが、スキー長さの制限ルールの改定のため、日本選手団が
体重を軽くした方がより遠くに飛ぶと考え、そのため筋力が衰えたためであろう
という説が大勢をしめている。

 昔から滑降などのスキー競技は体重が重い方が有利であるという定説がある。
ジャンプで遠くに飛ぶには、何と言っても飛び出した時の初速である。

 初速を上げるには、スキー板の条件が同じならば体重が重い方が有利である。
その科学的な説明は長くなるので省略する。さらに、どのチームも研究してると思うが
スキー板の摩擦の軽減のための表面処理及びワックスワークである。日本のハイテク
技術で魔法のようなワックスができないものだろうか。どんなワックスまたはスキー
かというとそれは、蓄熱型で滑走面で最適の氷溶融がおこるようにする手法である。
外気温、雪温度に応じて最適にコントロールできるといい。

 もちろんウエアも研究しなければならない。

 飛び出し時の角度、V字飛行の空中姿勢もあるが、さらに最適な姿勢も
研究の余地はあるのではないか。たとえば、V字姿勢にただちに入るのでなく
初めは体を細くしてスピード殺さず、後半浮力を得る姿勢、しかも空気抵抗が
小さい姿勢、V字でなくH字の方がいいのかもしれない。

流体力学の先生もひとつ協力してジャンプ陣復活の狼煙を上げたいものである。

 とはいえ、各種目とも選手はみなよくがんばっている。さらなる活躍を期待したい。