さわぐほど普及できないADSL   2002年3月10日

 テレビでは毎日のようにブロードバンドとかADSLとかおおさわぎ、高速で
固定料金のこのシステムは現在通信料、機器レンタル料をふくめて月額
3,800円程度で米国に比べても安い。たぶん世界一安いと言われている。
 
 これを利用しない手はない。いままでアナログモデムでチンタラしてた方は
全く迷う必要はない。

 しかしながら、だれでもすぐに導入できない場合がある。ここ埼玉では、都市部は
いいのだが、すこし郊外にはいるととたんにこのサービスが受けられなくなる。
 
ひとつは、その地区が需要が少ないだろうと判断されて、プロバイダ業者が
機器を導入しない場合。

 もう一つは地区によって信号減衰が劣化するのを防ぐため途中を光ファイバー
で接続してある場合。ADSLはメタルケーブルの音声域よりも高域を利用するため、
NTT局舎から自分の家までメタルケーブルで接続されている必要がある。
 つまり光ファイバが途中に入ってる場合はだめなのである。

 これをむりやり光ファイバをジャンプさせ、メタルケーブルで接続する工事も可能であるが
この結果、正常動作しなくても工事代20000円程度は請求される。
 もともとメタルのみで通話品質が悪いから光を中継させたことを考えれば、期待の性能が
得られないことが十分考えられる。

 この2つのハードルをクリアできれば快適なブロードバンドの世界がひろがるわけだ。
 あなたの電話番号ですぐに調べることができる。

 トーカイブロードバンドの提供地域の確認

http://www.t-com.ne.jp/

NTTの光化情報

http://www.ntt-east.co.jp/cgi-bin/info-st/info_dsl/search.cgi

 都内23区内は比較的対応が早いが・・・
県庁所在地のさいたま市内でも適応できないところがかなりある。
ましてや地方都市となると・・・・

 地域の平等はまだ実現は困難。

通信インフラ整備と、花粉症対策、声の大きい議員に頑張ってもらいたい。