紺屋の白袴 2002年10月11日
「紺屋の白袴」ということばがある。ダイナックス社内で業務用に使ってる
パソコンは最新型ではない。パソコン販売しているのだから最新のいいやつを
つかえばいいのにと思うかもしれない。もっぱら使用するのは、売れ残ってあまった
在庫部品で組み立てたものや、お客様から不要品を引き取ってきたものを整備して
使用することが多い。最新マシンはどうしてもお客様にまず優先的に販売することとなる。
さて小生はつい最近までPowerNote366という当社オリジナルのノートパソコンを
使用していた。CPUはK62−366で当時としては断然の最速マシンであった。しかも
198,000という20万円を切った価格は大いに歓迎され、そこそこに販売することが
できた。
また、最近インターネット接続環境を512KBから10Mbpsの光回線に変更した。
いままでこのノートもさんざん使用したがさすがに速度が遅く感じられてはいた。
今回の回線高速化でぐんと快適になるものと信じていたところ、確かにダウンロード
速度は格段に上がったものの、ブラウザ全体の動きはあまり改善しない。
やっぱりこうなるとパソコン本体をアップグレードする必要があるかもしれない。
そこで、トップページにも紹介してあるPn420/(30GB)ノートを自分用に使用す
ることにした。CPUはペンティアム4 2.0GHzである。クロックだけでも5.5倍
しかしながらCPUは2世代は新型、処理速度を含めれば20倍以上は速いだろう。
何をやっても実に軽い。どんなソフトもスカスカである。
このハードデイスクはこれでもまだ4200rpm版である。これが5400rpmタイプ
なら、一段と切れ味が増すことは間違いない。Turboという名前も見せかけでない
ことは十分に納得いただけるはずだ。最上位のTurboモデルを自分用に使えない
のは前述の悲しい性分か。
いずれにせよ、この快速に味をしめるともう前のパソコンを使う気がまったく起き
なくなる。
先日まで現役だった機械に対し「なんでこんなにとろいの?」現金なものだ。
「糟糠の妻、堂より下ろさず」 こんな言葉もちょっと頭をよぎる。