2003年1月14日   イリカ君

 インスール&リカバリ略して「イリカ君」。安直な名前の付け方である。しかしながらこれは実際にありがたい。メーカーの修理はデータは「知らん」である。修理時にわざわざデータ消去に同意を求める署名をさせたりする。

 本当はいままで使用してた状態に復旧できるのが一番だが、少なくとも色々保存したデータが失われるのは実につらいものである。

 「イリカ君」は保存したユーザデータをなるべくオリジナルに近い形式で戻す。どうするのかというと、経験のある職人が手作業で戻していくのである。こうした作業だから、一度に大量に処理することはできない。しかも料金が破格に安いのだから、この職人はもしかすると「北」の技術者か?・・・

 データを戻すことがきびしい場合がある。ハードディスクが本格的に壊れている場合である。

 次のような場合は希望が少ない。

・起動時にカラカラ異音がして起動しない。
・起動画面にIDEドライブがNoneと表示されている。

 これでもデータを取り出したいときは、さらにレベルの高い業者がいる。うまく成功すれば、60万円位からやってくれるが、絶対読み出せるという保証はない。起動時にカラカラ異音がして起動しない場合調査を依頼したことがあったが、損傷が激しく読み出し不能ということだった。

 このことからイリカ君でダメと診断されたら、もう救われないのかもしれない。 むしろ新規一転、ゼロからやりなおそうと気持ちを切り替えることができればいいのですが・・・・ 

 次回はバックアップソリューションについて特集します。