恋のプロフェッサー(2) 親と子供の見方の違い

 
どんなタイプの異性を好きになるか、人それぞれ、好みも色々だろう。

 こういう経験はないだろうか。
 例えば彼女ができて、何かの機会に親に紹介する。自分では好きな相手だから、親も気に入ると思っていたのだが・・・
 本人を目の前にしては平静を装っていても、彼女が帰った後に母親が「あの娘(こ)はやめな!」、「どうして?!」
「どうしてもだ。」それ以上 理由は言わない。男の子なら母親が、女の子なら父親が言う場合が多い。

 だいたい、親から見て点数の高い相手と、子供が好きになる相手はずいぶんと差があることに気づかされる。
 小生、男だから分かるが、ある程度の若者なら、アイドル系の例えばモーニング娘のような、髪を染めていて、チャラチャラ華やかな女性を好きになるのは、至極当然であるが、これは、まず母親が許さない。
意外とお父さんはニコニコしてる場合が多いが、どうしてでしょうね? 母親は自分の息子の彼女として生理的に嫌悪感を持つようだ。
 その親の気持ちは分からないではない。小生も十分大人ですから。

 さて、女性に聞きたい。イケメンは好きですか?
 タレントを気に入るのは結構だ。しかし実際に、ホストクラブに居るようなサラサラヘヤーのイタリヤスーツを着た青年を母親に紹介すると、たぶん絶対に反対される。「あの青年はやめな!」
 さらに続く
「あんないい男、絶対もてるに決まってる。必ず浮気されて、悲しむのはお前だよ!」先の先まで考えている。あんたにもそういう経験があったのかと娘は憤慨する。「私はいい男と結婚しちゃいけないの?・・」
 あなたの気持ちこの猫社長よーく分かります。
 ものすごくカッコ良くて、誰からも好かれてもてるが、実際に自分だけしか愛さないびっくりするくらいのまじめな男・・・
 そんな男世の中にいません。いるわけがない。ムリムリ・・・

 では、だいたい親のメガネにかなう相手とはどんな人なのだろう。
まず、男性なら、まじめそうで、体格がしっかりしていて、どちらかと言えば不器用なタイプで口数が少なく、礼儀正しいのが点数が高い。
 チャラチャラしていて、ペラペラ口がうまいのは点数が低い。

 女性なら、しつけの行き届いた、お嬢様タイプで、あまり、世間や遊びを知らないタイプ、落ち着いた色の服を着、お肉もほどほどについた安産型タイプが好まれる。モデルのようにすらりとして、ネイルアートや光物アクセサリをいっぱいつけたタイプは点数が低い。

 しかしながら、若者から見れば、どちらが魅力的かは明らかであろう。
この葛藤に、いくつもの恋のドラマが作られる。大人と子供の間の永遠のテーマであろう。

 少なくとも大人は人生長くやってるので、色々な経験している、その上での適切な判断があるともいえる。さらに言うなれば、親からみて、その相手がコントロールしやすそうかどうかも判断基準になるだろう。

 え、結論ですか? 貴方も大人なんだから、結論は自分で決めなさい。
 結局、人の恋には無責任の猫社長である。