2009年 ご挨拶

 宝くじ当たりましたか?小生は当たりません。なぜなら買わないからです。
関係者の皆様、協力できずにすみません。ギャンブルもやりません。本当に
申し訳ありません。もし、小生が勝ってしまったら、負けた人達のお金を
むしり取るようで申し訳なく感じて素直に喜べない。
 もし自分が負けたらそれなりに悔しく、なんの品物もサービスも得られな
いままお金だけ失って、何かものすごく理不尽なことをされたように感じる
わけでして・・ そんなことより全売上額の中から数10%を主催者が確保
し、残りを配当にしているので、勝っても負けても平均すれば全員が損をす
る仕掛けがどうも納得いかなくて・・・とはいえ自分が失ったお金はムダで
はなく、有意義に利用・運用され、きっと自分たちにも還元されているのだ
と思えばギャンブルに反対する訳ではありません。むしろギャンブルをやら
ない小生はこの利益還元の恩恵だけ受けていることになり、これも少々心痛
い気がします。

 ゴミの回収日にはおびただしい量のビールの空き缶やお酒のペットボトル
が捨てられています。小生、お酒は飲まないので、この山を見ると2つの気
持ちがわき上がります。「みんなすごい税金納めてるんだな。」という驚き
と「お酒飲んでる人やタバコを吸っている人たちのおかげて、僕は助けられ
てるのかもしれない。」という感謝の気持ち。

 そんなことを言ってると生命保険にも入れませんね。病気したら、保険金
が入ってくるけれど、多くの人が満期までまずまずの健康でいったら、払っ
た保険金はマル損ですよね。この配当率も保険会社は損をしないようにいや
むしろ儲かるように構成しています。しかし、世の中には本当に保険金で助
かる人もいるわけで、それはそれで否定するわけではありません。自分の払
った保険料で今日も誰かを助けているにちがいありません。

 金融危機で、債権が値下がりし大きな損失を出ている今日ですが、基本的
には債権という単なる紙切れ、この紙にはお約束が書いてありますが、これ
に多大なお金をつっこんで、紙の価値が上がればいいが、下がれば損害とい
う小生的にいわせれば理不尽な仕組みが破綻したわけです。なんでこんな事
になったのかというと、お金を投資する先がこんな紙しかなかったからでは
ないでしょうか。しかし、損をしたといっても紙切れの枚数と、お金の総額
が変わったわけではありません。ある人は紙を沢山持っていて、ある人は紙
よりもお金を持っていただけの話で、プラスマイナスゼロ、百年に一度と騒ぐの
がおかしいことに気づかなければなりません。本当のマイナスは、人が死に
建物が破壊される戦争や災害でしょう。これだけはなんとしてもふせがねば
なりません。

 伸びは無くとも、実体経済、すなわちモノ作りの大切さを今年こそ考えな
ければならないのではないでしょうか。