日本人とは

 温水洗浄便座の普及率は間違いなく日本が世界一だろう。だから日本人のお尻は世界一清潔である。
したがって、日本人のお尻は舐めても大丈夫。だから日本は世界に舐められるのだ・・(笑)

 先日、わが娘が聞いてきた。「世界でどこが一番いい国なの?」他愛のない幼児の質問だ。ふと考えて
みると、「そりゃあ、日本が一番いい国だよ。」と答えざるを得ない。どう客観的に見てもそうだ。
清潔な環境、安定した治安、インフラもいい、そして日本人は概ね優しく誠実である。これだけの条件を
世界各国に照らしてみると。すべてが日本を上回るところがはたしてあるのかと考えてしまう。

 最近ではグローバリズムとか新自由主義などの言葉があり、日本を国際標準に当てはめることがすべて
いいことだとされている。ここでのグローバリズムとはすなわちアメリカナイズということである。
アメリカからやってきた文化を楽しむのはいい。だが経済に関しては資本家利益一辺倒のウォールストリ
ートの金の亡者に好きなように蹂躙されるのは御免こうむりたい。

 日本は日本人によって構成されているからすばらしいのである。姿形が東洋人で、頭の中がアメリカ人
のような人間ばかりであれば、どう考えても白人に次ぐ2級人種に扱われるに決まっている。日本という
国はまさにアメリカの合衆国のひとつの州になるのと同じだ。
 どこかで会議は英語という日本の会社がある。英語ができないだけでとてつもない逸材を取りこぼして
るかもしれないとは考えないのか。また、そうであればこの会社はすでに日本の会社とは呼び難い。

 ならば本来の日本人とは何か、東洋人であっても中国、朝鮮の人たちとどこが違うのかをよく考えてみる。
他国では革命という名のもと、革命家が先代の王様を処刑する。そして新しい王様が支配する。
この血なまぐさい繰り返しは、最近まで続いている。韓国の大統領が退任すると毎度死刑になったり、
非業の死をとげるのは、この繰り返しの名残かもしれない。

 日本は歴史的に侵略され、王様が処刑させられたことがない。ここでの王様とは天皇陛下となる。また
歴史的にこの王様及びこの周辺の人たちが王位をめぐって権力争いをした様子がない。まことに穏健。

 韓国歴史ドラマを見るとほとんどが、王室内の反吐が出るような勢力争いと、ヤンバンと称する特権
階級が一般人に対して傍若無人の御無体を働いている。韓国のドラマ製作者もここのところは認識が
正常なようだ。

 つまり日本人は王様から酷い目に遭わされたことがないのである。今でもそうだ。それどころか太平洋戦
争の終戦時に陛下は自らの命をもって日本国民を救いたいとの思いでマッカーサーに会ったと聞いている。
逃げて隠れるどこかの国の王様とは違う。これは日本の誇りではないだろうか。

 日本人には自分を律するという精神があり、言い換えれば「恥」という概念がある。
 これに対となる言葉としては「誇り」という言葉もある。法律で決められた善悪とは別に
誇りある人間なら恥ずかしいことはできないという規範があり。これが日本人の特徴となる。
 外国向けにいえば、日本人の心の中には慈悲深い天使が住んでいるのだ。

 日本の社長さんとは

 日本の中小零細企業の社長は一般的には、社員を家族の様に思い、利益が厳しいときでも
何とかやりくりして社員の生活が困らないようにしようと考える。社員を路頭に迷わしたら俺の「恥」だ。
金に困った社員が犯罪に手を出したら俺の「恥」だ。だからこうした社長は一般社員と比べても桁違いの
高額報酬を取ることはない。世界的に日本の社長が高額所得者の上の方に来ることは少ない。これが
日本式なのだ。聞いてますかゴーンさん、柳井さん。毎日1万円のディナーを食べたって、月に30万円
しか食えない。一生かかっても食いきれないような金を集めてどうしようというのでしょうか?

 現代の経済グローバリズムとは資本家が徹底して強い麻薬を打ち続けるかのごとく、あらゆる手段を
使ってお金を集め続ける病気かもしれない。集めても集めても満たされることのない怪物。
 日本は日本方式を大切にし、こんな怪物と真正面から戦わない道を考えるべきではないだろうか。