また言ってるよ 「ダツゲンパツ(脱原発)」

 2月は都知事選だ。当方は埼玉なので投票権はない。候補者が出そろってきたが、まだやってるのか「ダツゲンパツ」。この6文字を連呼すれば、票が増えるおまじないの言葉?

 小生前にも記したが、科学的、技術的な裏打ちのない「ダツゲンパツ」など、どうしてその口から言えるのか口を開けて脳みそを解析したいくらいだ。

 小学生のころ「アンポ」ごっこがあった。2−3人の小学生が旗に見立てた棒を持って「アンポハンタイ ウーウーウー」と言いながら縦列で行進する遊びだ。小学生には政治的意味はなにも分からない。当時小生も同級生の後について行進してみたが、何が面白いのかよく分からなかった。いま候補者の述べている「ダツゲンパツ」はこの程度だと思って間違いない。ちなみに同世代の安倍総理も子供のころ「アンポハンタイ」と言っていたとのエピソードがある。当時は子供にもブームだったようだ。面白いから「フナッシー」、言葉だけが独り歩きの「おもてなし」のようにゴロの良さで「ダツゲンパツ」を連呼する候補者には要注意。

 都民が世間やマスコミの空気に飲まれてしまうのか、ちゃんと自分で考えて投票するのか、都民は考えることができる人間かまたは思考停止の衆かが2月に判断されることになるだろう。

 衆愚という嫌な言葉があるが、願わくば賢明なる都民であることを願ってやまない。