スポーツカーにムラムラ

いよいよ 軽のスポーツカー HONDA S660が発売される。オープンカーでミッドシップ、スポーツカー
好きにはたまらない仕様、少々非力なのは660ccエンジンの規格なのでしかたがない。これはムード
を楽しむものであり、ロケットのような加速を楽しむものではありません。でもターボ付きなのである程度
の期待はできる。山道の登りでヒイヒイすることはないだろう。

 車高の低さやボディ全体から香り立つスポーツカーとしての色気は車好きをムラムラさせてしまう。
 販売金額も安くはないが、伊独のスーパーカーの絶望的な価格からすれば、手が届かないわけではない。
確かにフェラーリやポルシェは魅力的だ、しかしあれは遠くで眺めるだけで十分だ。たとえば魅力的な
叶姉妹でも、生で見たいとは思うものの連れて帰るとか、ましてや嫁にしたいとは思わないのと同じである。

「欲しいなー、買いたいなー。」「でも、全く実用性ないよなー。」2シーターでトランク的な荷室が
ほとんどないに等しい。2人で旅行はむずかしい。ましてやうちにはおチビさんがいる。

 これを書いたのは実は以前この車の前身であるHONDA beetに乗っていたからであります。
サイトを見るとあれから20年だ。ずいぶん経ったものだ。当時はまだ独身で休みの日にはひとりで
房総半島を縦断ドライブをしていた。このオープンスポーツカーの助手席に初めて座った女は・・
 当時70代のお袋だった。一般的な乗用車よりぐんと車高が低く、そのすわり心地はお袋に言わせれば
「わらじで歩ってるようだ。」とのこと。
 トランクがあり一升びんを1本だけ横に収納できる。その他の荷物は後ろの窓とヘッドレストの間の
空間で薄いアタッシュケースが1個収納できる。あとは一人乗車であれば助手席が荷物置き場だ。当時
小生の兄はゴルフバッグを助手席側に乗せてゴルフ場に参上するとかなりウケていたらしい。

 エンジンはノンターボの高回転型、オープンカーなのでボディ剛性を確保するため、ある程度の車体重量が
あった。したがってトータルの動力性能はたいしたことはない。スピードを上げるとエンジン音はかなり
大きくなる。速度に従ってカセットステレオの音量が自動的に上がる機能があった。時速140kmでリミッター
 このBEETに乗っている当時、現在の妻と知り合い結婚したわけだが・・なんだか前の兄の話にもあ
たが嫁ゲットに車の力を借りるのは我がファミリー男子の伝統芸なのかと笑ってしまう。

 このBEETはほとんど趣味の車なので、後の不景気で売却した。車は乗ってなくても色々経費が
かかるのが欠点だ。
 のちにファミリー用として購入したワゴンRの方がどれだけ実用的か比べようがない。静かだし、買い
物の荷物も十分積める、4人乗れるし・・

 サイトで見た限りでは、今回のS660はヘッドレストの後ろにスペースはない。トランクは屋根を
オープンにしたたときは幌の収納場所になる。オープンにしなければ一升びんを1本くらいのスペースか。
 今のところ、実物を見てみたいが、家に連れて帰ることはないだろう・・ かな。