パソコンの音楽再生 パソコンのCDドライブで音楽CDを再生している人はどれくらいいるのでしょうか? たしかに、ちょっと詳しい人なら、音楽CDをコピーしたり、お気に入りの曲を組み合わせて 別の1枚の音楽CD作成することをやっているでしょう。 しかしながら、PCで音楽再生となると、ノートはもちろんのことデスクトップでも付属の スピーカなどがあまりにもショボく、音楽を楽しむというレベルではありません。 小生のようにある程度のオーディオマニアですといわゆるラジカセグレードの音はお呼びでは ありません、さらにPC再生の音は正直言って論外です。記録されたかどうかの確認にちょっと 利用するくらいでしょう。 さて、音楽の音源は、小生のように古い人間は、レコードやCDになります。あと昔はラジオ からのエアチェックテープでしょうか。学生時代にレコードショップで少ない小遣いで1枚しか 買えないのをどっちを買おうか2枚のレコードを見比べて悩んでいた懐かしい時代がありました。 社会人になってからは、2−3枚のレコードはためらいなく買えちゃうようになり、大人に なった事を実感していたのでした。 しかし、それもいまや懐かしい。町からレコードショップが消えてしまった。逆に大手のチェー ン店の大型CDショップはある。しかし小生、そこへいっても自分の欲しい作品がことごとく無い のである。新譜のアイドル系や、ジャニーズ系は並んでいるのだが、日本人のくせに横文字の アーティスト名はほとんど分からず、というよりまったく興味がわかない。 小生目が行くのは相変わらず50−60年代のモダンジャスあたりのコーナーとなる。まあ、有 名なところはだいたい持っているので買いたい作品が無い。じゃあ彼らの新譜は無いのか? 無いに決まっている。なぜならみんな死んでいる。 さてそんな中、youtubeたるご存知のサイトがある。アーティスト名をいれると曲が聞ける。 タダである。何となく「これをアップした人、版権まずいんじゃないの?」という不安な気持ちも ありながら、タダで聴いてしまう。「リラックス」とか「BGM」という言葉で検索すると、それ こそBGMに最適な音楽を楽しむことができる。色々試した経験からどうも「イージーリスニング」 と称するジャンルは無いようで和製英語かもしれない。相当する言葉は「ラウンジミュージック」 のようである。 いくら曲が聴けるといっても、たかがパソコンじゃ・・と思ってはいました。最初からPCのヘッ ドフォンあるいはLINE-OUT端子からケーブルでオーディオ用アンプにつなぎ再生すると、なるほど まずまずの音質である。しかし何か物足りない。つまりデジタルデータをPC内でアナログオーディ オに変換したものをケーブルを介してオーディオアンプに入力するわけだが、このデジタルから アナログに変換するパーツというかチップはそれこそラジカセグレードの安物を使っているわけで どんなに高性能オーディオにつないでもスタートがそのグレードではダメなのである。 この変換つまりD/Aコンバータであるがこれを別途用意し、PCからはデジタルのまま信号を USB接続で外付けのハイクオリティのD/Aコンバータに送る、ここからオーディオアンプに接続す れば満足できるクオリティになる。これなら多少のポンコツPCでも問題ない。 さて、D/Aコンバータ選択であるが、ピンキリである。ピンは数百万のもある。経験上数百万 の製品と5万円位の製品は音的にはそれほど差はでないでしょう、次は2−5万位とかでしょうか。 さすがに5000円以下ともなるとラジカセグレードに近いかもしれません。 かなり高級なマシンでも結局はどこかのメーカーが作ったコンバータチップを基板に付けてデジ タルを入力し、アナログを出力するよう構成しているだけで、基本的にはチップで決まってしまう。 あとはボディのデザイン、質感、電源やコンデンサなど他のパーツのクオリティがどうかで数百万 になってしまうのであります。 どうせ、そんなことだからそこそこのクオリティで価格は安くということで選んだのがこれ クリエイティブ SB-DDM-PHDR2 使うかどうかは分かりませんが、アナログ入力からPCにデジタル録音できるのもうれしいところ。 まず、先のPCアナログ直結と比べて音質は明らかにグレードアップ、これならオーディオアンプ に接続しても十分イケる。おそらくさらにクオリティアップする場合は10万以上の製品でようやく すこし良くなったかなというくらいであろう。基本的には最新の変換チップを使っているので、PC 内蔵のCDドライブで音楽再生すると、このチップで変換された最新の音を聞くことができる。 10年以上前のCDプレーヤやCDラジカセで聴いているなら、明らかに改善する。 いい音で、YOUTUBEでタダで音楽が聴けるのはいいが、ますますCDを買わなくなってしま うのだが、これでいいのであろうか? |